4/25に公開されたNetflix版「シティーハンター」を視聴。
普段ドラマや映画をそこまで観ない自分でも面白く鑑賞し切れた。
鈴木亮平演じる冴羽獠が見せるカッコよさはもちろん、観賞していて印象的だったのは次の二点。
①冴羽が単なる切れ者なのではなく、作品中の約半分で見せるスケベやだらしなさ、ボケボケしい姿などキャラクターの振れ幅
②パートナーになる槇村香が引き起こすトラブルが次の展開へのきっかけとなりストーリーが展開していくこと
シティーハンターの感想を社畜生活に置き換えてみた
根っからの社畜である私は、この①②を社畜生活における「あるある」に置き換えて考えた。
①について、会社組織の中でもキレキレな姿ばかりを見せる人は、しっかり者・安定感があると思う一方、時折バカ話や笑いを含めた関係が持てる人と比較して近寄りがたい。
②について、成功だけを重ねて着実に物事を進めることは社畜として要請される一方、一見失敗と思われる出来事をきっかけとして別の展開に繋がることもある。
会社組織で生きる上で手に入れたい「幅」
キレキレ・成功体験は組織的にも自分のプライドを保つ上でもベースとして持ちたいとは思う。
ただ、それだけではなく甘さやだらしなさといった「人間味」ともラベリングされるような姿も併せ出していくこと、別方向へ動き出すきっかけとしての失敗体験をポジティブに捉えることによる「幅」を持てば、その人個人の魅力や行き詰まりを打破する突破力に変えることができる。
キレと成功体験のみを追求してプレッシャーと闘いながら、疲弊しながら自分と向き合うよりも、その反対の幅をいかに許容できるかが人間関係でも個人のメンタルヘルスの観点でも大切なマインドなのではないか。
冴羽獠と槇村香の二人を自分の心の中に置いておく
冴羽獠と槇村香が見せる「キレキレ↔️甘さ」「成功体験↔️失敗体験」という幅を自分の心に持ち、この二次元の面の中を縦横無尽に動く感覚で会社組織での生活を泳ぎ切る。
シティーハンター、単純に面白かっただけではなく、キレと成功ばかりを要求されてきた会社組織の中で息苦しさを感じていたところ、元気をもらえる作品でもあった。
社畜生活の疲れを癒すゴールデンウィークにこそ視聴をお勧めしたい。
コメント