「他人は変えられない問題」への向き合い方

マインドセット

「天気と他人は変えられない」

明日から旅行に行くから晴れてほしいとどれだけ願っても雨が降る時は降るし、人に作業などを依頼してもその人を無理やり動かすことはできない。

コントロールできるのは自分の思考と行動だけで、思い通りにいかない状況を嘆いていても仕方ない、自分にできることをやるしかない。

そんなこと、言葉では分かっている。

それでも人間関係において自分の意図しない言動を相手から受けた時には、どれだけ「他人は変えられない」と理解していてもストレスがかかるから、困ってしまうのだ。

天気と他人の違い

更に、天気と他人とでは状況が異なる。

天気のようにどう足掻いても自分には変えようのない事象であれば、すっぱりと諦めがつく。雨が降れば傘をさすし猛暑になれば薄着で過ごすし、そこに自分の意思は介在しないと言ってよく、自分にできる適した対応をするだけのこと。

だけど、人は違う。

自分のアプローチ次第で相手の行動が変わるかもしれない。自分次第で何とかなるかもしれないという期待は100%捨てきれない。

だから悩むし、ストレスもかかる。

こういう割り切れないストレスを少しでも緩和するために、どのようなマインドを持てばいいか。

区切りを設定する

自分の行動を変えることで相手の行動を変えようと努めるのはいいが、際限がない。

だから、自分の行動範囲に区切りをつける。

すると、ここまでやったなら結果はもうどちらでもいい、と気持ちの整理がつきやすくなる。

〜区切りの一例〜

相手に作業依頼のメールを送った(アプローチ1)

相手からのリアクションがない

メール未着の可能性があり電話をかけた(アプローチ2)

通じない

『2回目の電話でつながらなければ対応を終える』と決める(区切り)

2度目の電話をかけた(アプローチ3)

通じない

自分がすると決めたアプローチは全て行ったから区切る

トラブルが起きても(相手の問題もあるし)仕方ない

〜〜

ここで、区切りをつけないと、相手からリアクションがあるまで不安感が払拭できずに何度も電話をかけたりすることになり、心配性であるほど自分のメンタルと時間が食いつぶされていく。

結果がどうなるかはさておき、「自分としてここまで対応をしたからもういい」と区切りポイント設定をすることで、天気とは違って諦めきれない他人との関係を諦めることができる。

まとめ

他人と自分は違う生き物だから、分かり合えるように出来るだけの努力はしたい。

だけど、どうにもならないこともある。

かたや天気とは違って100%割り切れないから、悩みが生じる。

そういう悩みには自分で区切りをつけてピリオドを打ちにいく。

社畜である前に自分は自分であり、自分の人生を大切にしたいから。

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