仕事が立て込んで沢山のタスクを抱えると、まず何から手をつければいいのかがわからなくなる。
重要なものから優先順位をつけてこなすというのは一般論として理解するけれど、そもそも優先順位をどうつければいいのか分かりにくいことも多いし、分かりにくい判断を仕事を抱え込んで余裕がない状態で的確につけていくのは案外難しい。
分かったようで分からないタスクの優先順位の付け方で悩んだ時、「人生」というワードを頭に浮かべると、モヤモヤが晴れていく。
タスクの優先順位をつける難しさの原因は何か
原因のひとつは優先順位をつける基準が一つではないこと。
単純に締め切り順にこなせばいい訳でもないし、かといって仕事の重要性で判断しようにもそれでは抽象的だったりする。
また、誰を見て動くのかで優先順位は変わっていくのも悩ましい。取引先対応を優先したら上司の意向に沿わず詰められるのも、社畜あるあるだろう。
つまるところケースバイケースで対応ができればいいということに尽きるのだけど、私のような臨機応変さに欠けるマニュアル人間としては、多少なりとも拠り所になる判断基準が欲しいところ。
優先順位付けに悩んだら「人生」を考える
色んな判断軸があって優先順位がつけられない状態は、要は何をすべきか分からない状態ともいえるが、これは判断を「すべきこと」で捉えているから。
この「すべきこと」が分からない時には、視点を変えて「自分の人生レベル」で目の前の状況を見つめることにしている。イメージは以下の①〜④のとおり。
①自分の人生をできるだけ快適に過ごすには、沢山あるタスクのうちまず何から対処すればいいだろう。
②手元のタスクの中で自分の気がかりになっていることは何だろう。
③気がかりなことから順番に対処すれば自分の心を最も早く軽くなる。
④心が軽くなれば、その分自分の残りの人生において快適な時間を増やすことができる。
上司や取引先、組織にとっての優先順位を考えても分からないなら、自分の人生をより良くする視点で考えればいい。
まとめ
何を基準にして、誰の顔色を窺って動けば良いか分からないなら、いっそのこと自分と向き合ってタスクをこなしていく。
少しでも、自分の心理状態を今より良くしていくためにこそ、動く。
大袈裟だけど、それはつまり自分の人生をより良く動かしていくことと同義。
自分を大切にする視点も忘れない社畜でありたい。
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