10年程度加入していた貯蓄型保険の解約をした話

家計の見直しの一環として、過去10年ほど加入していた貯蓄型保険を解約した。30年ほどで払い込む保険の中途解約になるため、解約返戻金とこれまでの払込額との差額で40万円程度の元本割れ。勿体無いとは思ったが、月々の家計キャッシュフロー改善を優先し、勉強代と割り切った。

貯蓄型保険への加入までの流れ

そもそも生命保険に加入した時点では保険関係の知識を一切持ち合わせてはおらず、

・家族もできたしそろそろ保険に入るものなのかな

・何となく加入しとけば安心だよな

・掛け捨てより貯蓄型の方が長期的には元を取れてお得感があるな

程度の認識で、某保険相談窓口の説明のままに何となく加入。その時点では満足していた。

保険加入による「安心」とは何なのか

ここでいう「安心を買う」という表現は抽象的。

だけどよく考えると、商品を買う時には抽象的な概念ではなく具体的な物やサービス内容を見て購入するかどうかを判断するはず。

その点、保険では具体的には何が買えるのかを考えると、「健康を損ねた時の金銭的な保証」が基本的にはサービス内容になる。

サービス内容を「安心→金銭保証」と一段具体的な言葉に置き換えることで、その必要量を検討することができる。

・公的医療保険で保障される金額はいくらなのか。

・保険に頼らず貯金で対応できないのか。 等

これらを勘案すると、個人の現状としては貯蓄型保険は不要だと判断した。

【学び】商品購入の判断の際は抽象的なイメージに留めない

商品購入を検討する際、多くはまず「何となく欲しいな」といった関心を持つところから始まる。この段階では商品に対する抽象的なイメージしか持っていない。

ここで抽象的なイメージのまま購入段階に進む前に、商品の物やサービス内容を具体的な言葉に変えるプロセスを踏む方が後悔が少ないように思う。

保険であれば「安心」という抽象的な概念のままでは、そのサービス内容が「金銭保証」ではなく「健康でいられる」といった事実とは異なる認識のまま購入することになる可能性がある。私の場合、加入時には「安心≒健康」というイメージを持っていた側面もある。

保険というサービスや仕組み自体は必要。だけど、自分にとっての必要十分量を考えて保険内容を選ぶことも、同じくらい必要。

必要なサービスを必要な量だけ手に入れる。

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