帰宅途中で寄り道してお菓子を買う習慣を改善する仕組みを構築した話

長年社畜として生活をしてきて、うっすら感じていた嫌気が徐々に大きくなってきていることを感じる今日この頃。脱社畜を夢見て、手始めに「節約」に着目し、浪費がちな生活改善に取り組んでいる(千里の道も一歩から)。

その一環として、非常に細かな習慣だが、仕事終わりの退勤途中でスーパーに寄ってほぼ毎日お菓子を購入する習慣の改善に向けた取り組みを開始。その節約効果の見込み等を紹介する。

退勤途中に大量のお菓子を購入する習慣

私が毎日買っているのは地元某スーパーの柿ピー(240g)を1パック、約180円。同じ価格帯の柿ピーと比較して量が多くお得感があることから、これをほぼ毎日帰宅途中にスーパーに立ち寄り購入。そして、帰宅後その日中に全て食べ切ってしまっていた。240gということで、総カロリーは1,000キロ超え。1日で食べ切るには明らかに多い。もちろん夕食は別途しっかり食べている。だけど、やめられなかった。

節約をするとともに健康状態にも配慮するため、この習慣を断ち切りたい。そこで、下記の通り「寄り道→大量購入→食べ切り」が起こる原因を考えた上で、改善のための仕組みを導入した。

習慣化してしまう原因

原因①:帰宅時間は空腹状態がピーク

夕方の帰宅時間は1日の労働の疲労も相まって1日でも空腹がピークの状態。加えて、日中の長時間は社畜として会社等に行動の自由が制限されている中、退勤時間になり、ようやく自由になれる。空腹ピークと自由時間を一挙に取得すれば、欲求のままにスーパーに立ち寄りお菓子を買ってしまうのも無理はない。

原因②:あればあるだけ求めてしまうのが人間

「大は小を兼ねる」という言葉があるように、選択の自由があるならば大きいものを選びがち。最高の空腹状態でスーパーに入り、大小様々なお菓子がある中では、小さなお菓子では満足できない。結果、同じような価格帯で比較して大容量の柿ピーを選んでしまう。更に、この柿ピーは小分けにされていない一袋の状態。視界に入る分だけ、全て食べてしまうのも必然。

①②の原因がある状態では、よほど強固な意志がない限り、大容量のお菓子を買ってしまうのも無理はない。そして私にはそうした意志は存在しない。だから、以下のように仕組み化をするしかないと考えた。

習慣改善のために取り入れた仕組み

100均ショップで小さなドリンクボトルを購入し、柿ピーの一部を小分けして手元に置く。そして退勤時間直前に小分けした柿ピーを一気に食してから帰路に着く。

すると帰宅経路の間の空腹感が抑えられ、スーパーに立ち寄りたい欲求が少なくなり(ないとは言えない)、帰宅時のスーパー立ち寄り習慣を無理なく減らすことができている。

結果、それまでほぼ毎日購入していた柿ピーが、小分け分が全て無くなる週1回程度に抑制された。

仕組み化による節約見込み額と評価

この金銭的な効果は、上記リンクの柿ピー価格で計算すると

仕組み化前:180円×5日(平日毎日)=900円

仕組み化後:180円×1日(週一)=180円

差額:720円(月額2,880円、年額34,560円)

年額約3.5万円の差額に関する評価

例えば株式の年間配当金で3.5万円を稼ぐには、配当利回り3.5%で計算すると元金100万円を要する。日々のお菓子一つの節約効果など大きくはないと思いがちだが、中々バカにできない効果ではないか。

節約は我慢ではなく必要十分条件の調整

節約のために何でもかんでも我慢はしたくない。ただこの事例については、お菓子を食べたいという要求量に対し購入していたお菓子の量や頻度が多いとは感じていたし、それは社畜の勤務習慣に起因するもので、簡単な仕組みを導入することで改善もできたことから、特段の無理は感じずに年間4万円程度の節約できた。要するに、不適切な必要十分条件の調整ができたのだと認識。

社畜としての犠牲を払って得たお金だから、自分の正直な欲求を満たすための対価は適切な価格にしたい。生活の何事も必要十分な形に見直していく。それは、決して欲求自体を無視してまで無理はせず、自分に正直ではあり続けながら節約する。

そうした生活改善の先に、脱社畜の瞬間が訪れることを信じて。

コメント

タイトルとURLをコピーしました