他人に期待して苦しむことに終止符を打つための思考方法

「上司から意に沿わない指示が与えられた」

「部下に仕事を依頼していたのに予定通り進捗していなかった」

こうした時にストレスを感じるのは、相手が自分の思うように動いてくれることを期待してしまっているから。

人は誰も他人の期待に応えるために行動する義務はない。

期待に応えない行動を取り続けた結果として信頼を失うことと、その人の行動を制約することは別次元の話。

だから、他人に期待してはいけない。

期待しない方が、楽に生きることはできる。

そんなこと、言葉では分かっている。

だけど、期待してしまう。

期待を裏切られたらストレスを感じる。

この矛盾とどう向き合えばいいか。

他人に一切期待しないことは難しいとしても、期待を裏切られた場合に自分の感情をどのように折り合いをつけるのか。

その際、考えたいことが一つある。

「実は相手は期待に応えてくれていた可能性はないか」

回りくどい表現だが、例えば期待に応えない相手のことについて周囲に愚痴などを吐いてしまった後に、それが自分の勘違いで相手はしっかり動いていた、といったこと。

そういう場面を想像すると、相手を悪く考えたり愚痴を吐いたりした自分がダサく見える。

相手が自分の期待に応えてくれていない。

そのように即判断してしまって大丈夫か。

それを愚痴や態度に表してしまっていいのか。

後になって自分の誤りが判明しないか。

期待を裏切られたと感じたら、瞬間的に感情が揺さぶられること自体はやむを得ない。

だけど、それを言葉や態度として表に出す前に、一旦考えるステップを設けても、決して無駄にはならないはず。

まずは、落ち着こう。

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