やりたくない事にNOと言えない時のBCDプラン

人生を自分にとって大切なことだけに絞って時間を使って生きていけたら理想。そして、大切なことをするためにこそ大切でないことを切り捨てる。時間は有限だから、このトレードオフの関係を肝に銘じたい。

一方、会社員には自由な時間の使い方が許されない場面が大量発生する。自分にとって大切だと感じられないことも業務命令として取り組みを強いられる。これらに上手くNOを突きつけられたら理想だけど、NOとは言ってばかりもいられない。だから、NOと言えない時のBCDプランを考えておく。

NOとは言えない時のBCDプラン

Bプラン:黙る

仕事の依頼があると、自ら対応することを前提に考えて自分から言葉を発し、結果的に必要以上の重荷を抱えることも少なくない。反射的に自分から言葉を発するのではなく、相手の次の言葉が出るまで黙ってしまうのも一手。依頼する側には依頼するなりの説明責任がある。

Cプラン:最小限の代替案を提案する

Bプランから一歩踏み込んで依頼に対して自分がすべきことを模索する場合にも、それが時間や労力等の観点から最小限になる形で提案する。依頼してくる相手には確固たる意図がなく何となく仕事を押し付けようとしてくるケースも存在する。ならば自分が許容できる最小限を提案して相手を握ってしまい、必要以上の負荷から逃れる方向に持ち込む。

Dプラン:トレードオフ(交換条件)を迫る

Cプランの最小限の提案に難色を示され、より大きな手間がかかる具体的な依頼が飛んできた時には、交換条件として自分が今抱えている業務を提示して納期や内容等の優先順位付けを相手に迫る。

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BCDプランとも、「相手方に何らかの判断を迫る」という点で共通する。相手の依頼を何の選別もせず受け入れることを前提に積極的に発信をする義務はない。自分の時間が無制限に奪われて人生において大切にしたいことに使える時間が減ることを防ぐために相手に自然にボールを投げる方法を考える。

自分の考えを言葉にすることはワガママではない

会社組織は「お互い様」の精神で成立しておりバランスは大事。だけど、自分の時間を使うからには相手に相応の負担や思考を求めることは決してワガママとは思わない。

私自身は元来小心者で中々人に対してNOと言うのが苦手。だけど、一つひとつの依頼は小さいものだから仕方ないと受け入れてばかりでは、それを積み重ねた先にある「自分の人生」という非常に大きくかつ本質的な物事を失うことに繋がる。

特に、CDプランであれば少なくとも相手からの依頼に対して自分なりの提案はしている。その場が気まずくなるような行動とはなっていないはず。

自分にとって大切な時間は他の誰も与えてはくれない。自分の意志と行動で自ら取りに行く。

それが社畜の生きる道。

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