掴みどころのない不安の上手な使い方

メンタルヘルス

私は昔から細かいことが気になってしまう性分で、様々なことに不安を感じやすいと自覚している。いわゆる完璧主義と言われるもので扱いに難儀している。

渦中を過ぎてしまえば「何でこんなことで悩んでたんだ」としか思えないような些細なことも含め、長年に渡り多くの不安に向き合う中で、不安の上手い扱い方はないものかについて考えてきた。

そうして考えた現時点での結論は、「不安を変化の兆しに使う」ということ。

「不安を変化の兆しに使う」事例

私の場合、以前に勤めていた会社時代に仕事のストレス等で眠れないなどの状況が数年間に渡って続き、最終的に適応障害と診断されて休職に至った過去がある。

結果的にその会社を退職し、会社所在地だった都市部から地方に移住して別の会社に転職をしたのだが、こうしたストレスや休職などによる「この職場に勤め続けることへの不安」が、移住・転職へのきっかけ(変化の兆し)になった。

つまり、不安と向き合うのは辛い時間ではあるけれど、向き合い方次第では、不安の原因である現状を打破するきっかけになる、ということ。

では、現状打破するためには不安とどのような方法で向き合えばいいのか。それは「不安を次の行動に繋げ切る」ことだと考える。

不安を行動に繋げ切るための「言語化」

不安と向き合う、といっても、ただモヤモヤと悩んでいるだけでは現状は何も変わらない。モヤモヤとした、抽象的な形で現れた不安を具体的な形に引き摺り下ろすことでようやく対策としての行動が取れるようになる。

そのためには、頭の中のモヤモヤを言葉にすることが効果的。私は日々頭に浮かぶ不安なことを記録する手段としても本ブログを運営しているが、不安を言葉にしてブログで記事を書くという行動だけでも心が晴れていくと感じる。

移住・転職など、人生の転換になるような大きな行動に繋げなくてもいい。ただ、不安の中身を言語化するという行動だけでも、将来の大きな変化の兆しになる可能性はあるし、少なくとも言葉にするだけでその場での心の安定を得ることができるはず。

まとめ

不安を現状を変えるツールとして捉えることができれば、嫌なものでしかなかった不安の見方も変わってくる。

私の場合、特に朝の起床時に様々な不安に襲われることが多いのだが、捉え方を変えればそれは現状を変えるためのネタの宝庫でもある。

平凡な社畜にも、現状を変えるネタはたくさんあるということ。ネタに気づいて使うマインドを持つことは、不安定な心を守るための武器になる。

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