嫌でも入ってくるネガティブ情報は、我慢して聞き入れるのではなく能動的に取りに行く

自分のメンタルの調子は、自分が身を置いている環境や入ってくる情報に依存している。

・不機嫌そうな上司を見ていると、理由はわからなくとも気が滅入る

・たまたま見たどうでもいいネットニュースで不安になる 等

こうしたネガティブな情報を100%シャットアウトできればいいが、自分に選択権はなく嫌でも勝手に情報が入ってきてしまう、という状況も多い。

ネガティブ情報を聞き入れざるを得ない時にどのようにメンタルコントロールをすればいいか。

私は、「受動的に情報を浴びるのではなく、能動的に取りに行く」ことが大事だと考える。

ネガティブ情報は、受動的に過ごしている時に襲ってくる

仕事でもプライベートでも、自分がすべきことや楽しいと思えることに能動的に取り組めている状況では、仮に外野の雑音が気になりはすれど、それはそれとして今すべきことをしようという意識が多少なりとも働くもの。

逆に考えると、能動的に没頭できる物事がない時にネガティブ情報が入る状況は、こうした意識に守られることなく、モロにメンタルへの影響を喰らうことになる。

こういう時、ネガティブ情報自体を排除することができればいい。上司が不機嫌なら少しの間席を離れるなども一つの対処法ではある。でも、情報排除はいつでも都合よくできるものでもない。

そういう都合がつかない時に仕方ないから我慢して聞き入れるくらいなら、むしろネガティブ情報を能動的に取りに行って自ら消化することを選びたい。

ネガティブ情報を「能動的に取りに行く」方法

「能動的に取りに行く」とは、ネガティブ情報に必要以上に関わるなど敢えて火中に飛び込むということではない。

そのネガティブ情報は何なのか(what)、その情報を受けて何故自分は不安になるのか(why)、その不安はどうやったら緩和できるか(how)等…を書き出して分析するということ。

(書き出し方の一例) 

⓪上司は何にイライラしているのか?

①上司がイライラしているのは、⚫︎⚫︎の進捗が思い通りでないから

②自分は⚫︎⚫︎の担当ではない

③関係ないのに自分が不安になるのは、単純にイライラを至近距離で聞いているから

④自分と関係ないことでイライラしている他人にメンタルを左右されるのは、時間の無駄だな

⑤気分は悪いけどまあいいか

*④まで書ければ、何となく心は落ち着いてくる。

ネガティブ情報を浴びて頭の中で考えているだけでは、その情報の具体的な中身や不安の原因等が明らかにならず堂々巡りをするだけ。だったらもっと積極的に、それらを5w1hなどの形式で書き出すことで、不安の形を探しに行く。不安の形を掴むことで、初めて不安の形に対応したメンタルの保ち方等も見えてくる。

書き出してみると「書くまででもないな」と感じることも多い。

だけど、日頃これを実践していて感じるのは、実情としては瑣末な出来事でも書いてみないと理解ができないこと多いということ。

書き出すことで不安の形を明らかにしていく、という能動的行動は、地味だけど効果的だと感じている。

まとめ

生きていればネガティブ情報を完全に避けて通ってばかりはいられない。だからネガティブ情報から逃れる方法だけでなく、それにどう向き合うかを考えることはメンタル管理の上で重要なこと。

その向き合い方として、入ってきてしまったネガティブ情報をただ我慢するのではなく、能動的に書き出して、自分なりの対処方法を見つけてできるだけ早く消化してしまう。

そうすることで、ネガティブ情報自体を根絶することは難しくても、自分限りでできる方法で、自分で自分の機嫌を取ることができる。

自分の機嫌を取る技術を磨きながら、いろんな人と関わりながら、生きていく。

それが、社畜の生きる道。

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